森美術館の後、乃木坂にあるギャラリー間に向かいました。
中山英之展「,and then」に会期ギリギリの滑り込みです。
展示数は少ない印象でしたが、二部構成から成る約一時間の映像は感慨深いものでした。
竣工後の建物の在り方、使われ方が赤裸々にスクリーンに映し出されていました。
一見、これは見せても良いものなのか?と疑問に感じましたが、
住まい手が、愛着を持って暮らしている事がよく分かりました。
だからこそ、映像の撮影に協力しているのだと。
「,and then」と題がある様に、建築家、設計者、施工業者の手から離れた建築の姿がテーマだった為、展示数が厳選されている事にも納得します。
竣工後、どの様に建物が使われるのか、その中で傷が付いたり、汚れたりするのか、
それが悪い事なのか、または良い事なのか。
メンテナンスとは、違う視点で建築の時間の経過を考えさせられる展示でした。
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