農業と建築

最終更新: 5月27日


本日、天候にも恵まれ田植えを行いました。

弊所HPのメイン画面にもありますが、米作りも行なっている建築設計事務所です。


今年で5年目となります。

私の独立年より1歳年上です。


米作りを行なっている経緯は、長くなるのですが...

建築を学んだ専門学校が、「ものづくり」の一環で米作りを行なっている、一風変わった学校だったからかもしれません。


卒業後も、京都の田舎の設計事務所でお世話になり、やはり季節がくれば田植え、稲刈りに借り出されました。


私自身の結婚を期に、婿養子で妻の実家に入り、そこもやはり農家の家系でした。


「縁があるな...」と思いながら、ふと卒業校に遊びに行くと、その当時は高齢化もあり、米作りを現在は行なっていない。と校長から聞きました。


「ウチに田んぼ余ってますよ」(妻の実家ですが...笑)

そんな軽率な私の一言から、今一度学生に米作りを。

みたいな経緯です。

(その様な経緯で非常勤講師もさせて頂いています...)


通年、卒業校の学生が埼玉の田舎までわざわざ来て、

手植え、手刈りで米作りを行なっています。

今年はコロナウイルスの影響で中止となり、自身で植えた報告です...笑


以上は経緯ですが、日頃「建築」を生業に仕事を行なっていますが、

なぜそこまで農業を...と思われるかもしれませんが、

ここからは私の持論です。


田んぼ、畑もそうですが、人が手を入れた疑似的な自然環境でさえ、

そこには、虫や鳥類、哺乳類が住まいます。


建築は一般的には人間が「住まう」、日常を行う場所ですが、

生命の観点からいえば、田んぼや畑にも生命は「住まう」場所となります。


怒られるかもしれませんが、人為的な構築として、

私は農業も建築も大差が無いと考えています。

農業は「収穫」という観点もありますが、あくまでも「住まう」に特化した内容です...


ざっくばらんに言えば、屋根があるか無いかの違いと考えています。


米作りを行う際にも「下地作り」が収穫の全てとなります。

建築も「基本設計」がお粗末ならば、出来る建築もお粗末です。


そんな事を考えながら、本日田植えを行いました。

本来であれば、学生にこの体験をして貰いたかったのですが、

来年は必ずこの思いを学生に伝える事が出来ればと考えています。



上記、来年、学生に伝える為のメモですね...

お読みになられた方がいらっしゃいましたら、大変失礼致しました...



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